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- ストレッチ包装機
ストレッチフィルム包装機の基礎知識
ストレッチフィルム包装機とは、ストレッチフィルムを対象物に巻き付ける機械です。ストレッチフィルムは、ポリエチレン製の透明なフィルムで、伸縮性があり、自己粘着性・静電気・摩擦力によってくっつく特性があります。
ストレッチフィルム包装機は、パレットに積まれた荷物などにストレッチフィルムを巻きつけることで安全に輸送、保管する事を可能にしています。 ストレッチフィルム包装機は、主に以下の目的で使用されます。
- 荷崩れ防止
- 省力化
- コスト削減
ストレッチフィルム包装機の種類と特徴
ストレッチフィルム包装機には、大きく分けて以下の3種類があります。
手動タイプ
手動でフィルムを巻き付けるタイプです。最もシンプルな構造で、価格が安いのが特徴です。ただし、省力化やコスト削減の効果は期待できません。
半自動タイプ
一部の工程を自動化するタイプです。フィルムの巻き付けやカットなどの基本的な工程は手動で行う必要がありますが、フィルムの供給や包装物の固定などの工程を自動化することで、省力化を図ることができます。
全自動タイプ
すべての工程を自動化するタイプです。完全な省力化を実現できるため、作業効率を大幅に向上させることができます。
ストレッチフィルム包装機のメリット
ストレッチフィルム包装機のメリットは、以下のとおりです。
メリット①:荷崩れ防止
ストレッチフィルムの伸縮性によって、包装物をしっかりと固定することができます。そのため、荷崩れや落下などの事故を防止することができます。
メリット②:省力化
自動化の程度に応じて、省力化を図ることができます。手動作業の負担を軽減することで、労働環境の改善や生産性の向上につながります。
メリット③:コスト削減
荷崩れや落下などの事故を防止することで、運送費や保管費などのコストを削減することができます。
ストレッチフィルム包装機の選び方のポイント
ストレッチフィルム包装機を選ぶ際には、以下のポイントを押さえておきましょう。
包装物のサイズや重量
包装物のサイズや重量に合わせて、適切なサイズや性能の機種を選ぶ必要があります。
包装頻度
包装頻度によって、省力化や自動化の必要性や効果が変わってきます。特に包装頻度が高い場合は、省力化や自動化の程度の全自動タイプなどが適しています。一方で、包装頻度が高くなく、生産量も多くない製品については、半自動タイプなどの方が適しているといえます。
予算
イニシャルコストやランニングコストなどを考慮して、予算に合った機種を選ぶことも大切です。全自動タイプは生産効率を大幅に上げることができる一方で、多大なイニシャルコストを必要とします。半自動タイプは全自動タイプに比べ、自動化の程度は劣るものの、イニシャルコストは低く、比較的導入しやすいです。
ストレッチフィルム包装機の関連機器
ストレッチフィルム包装機の関連機器としては、以下のようなものがあります。
パレットディスペンサー
パレットを自動的に供給し、包装機に送る装置です。
コンベヤーシステム
荷物を包装機へと移動させたり、包装後に次の工程へと運ぶためのベルトコンベヤーなどを指します。
トップシートディスペンサー
荷物の上部にプラスチックシートを自動で被せる装置です。雨やほこりから保護するために使用されます。
スケール
荷物の重量を測定するための装置。包装前または包装後に重量チェックを行います。
ラベリングシステム
包装された荷物にラベルを貼る装置。内容物の識別や追跡に役立ちます。 これらの機器をストレッチフィルム包装機と併せて活用することで、ストレッチフィルム包装機の効率を高め、より自動化された包装工程を実現することが可能になります。
ストレッチフィルム包装機の導入をサポート!
ストレッチフィルム包装機は、周辺の機器も含めさまざまな種類やメーカーがありますので、お客様の自動化したい程度や取扱製品など様々な観点から検討し、最適な機種を選ぶことが重要です。大分 宮崎 包装梱包ライン自動化・修理 .comでは、これまで多くの生産現場における包装梱包ラインの自動化提案をしてきました。お客様のニーズに合わせたストレッチフィルム包装機の提案が可能です。ぜひお気軽にお問い合わせください。