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半自動シール機と自動シール機について解説

シール機とは

シール機とは、袋の口を閉じる機械のことです。袋の中の食品や液体などの内容物を保護する目的で使用されます。

シール機の基本的な仕組みは、加熱した金属板で袋を溶着するというものですが、電流によって瞬間的に加熱するインパルスシーラーも普及しています。

シール機は、その自動化の程度によって、半自動シール機と自動シール機に分けられます。

半自動シール機とは

半自動シール機は、袋を手動でセットしてから、自動でシールするなど、一部の操作が手動で行われます。比較的低価格で手に入り、操作も簡単、省スペースという特徴を持っています。

自動シール機とは

袋をセット、搬送、シールなどのすべての工程を自動でシールする機械のことを言います。
シール工程で人の手を必要としないため、省人化が可能になります。

自動シール機は、半自動シール機に比べて高価ですが、シール作業の効率化や省力化に大きく貢献します。

半自動シール機と自動シール機の違い

生産効率の違い

半自動シール機の生産速度は自動シール機に比べて遅い傾向にあります。小規模な生産や特殊なアプリケーションに適しています。一方で、自動シール機は高速で連続的な生産が可能です。大量生産や効率重視の場合に適しています。

導入コストの違い

半自動機は自動シール機に比べて低コストで購入や運用が可能です。自動シール機は高度な自動化技術が必要なため、初期投資や維持コストが高くなります。

対象ワークの柔軟性の違い

セミオートシール機は生産効率は自動シール機に比べて劣るものの、手動操作の部分が多いため、細かな調整が可能が可能で異なるサイズや形状の製品に対応しやすく小回りが利きます。自動シール機は特定の製品に特化して設計されることが多いため、ワークの変更やカスタマイズには限界があります。

半自動シール機のメリット・デメリット

半自動シール機のメリットは、以下の通りです。

  • 低価格で手に入る
  • 操作が簡単
  • 修理やメンテナンスが容易

半自動シール機のデメリットは、以下の通りです。

  • シール作業に手間と時間がかかるため、省力化効果が低い
  • 連続してシールする場合は、手動で袋をセットする必要がある

自動シール機のメリット・デメリット

自動シール機のメリットは、以下の通りです。

  • シール作業の効率化や省力化に大きく貢献する
  • 連続してシールする場合も、手動で袋や容器をセットする必要がない


自動シール機のデメリットは、以下の通りです。

  • 高価
  • 操作が複雑
  • 修理やメンテナンスが難しい

シール機の選び方

シール機を選ぶ際には、以下のポイントを押さえることが大切です。

  • シールする内容物や量
  • シール作業の頻度
  • 予算


シールする内容物や量が大きい場合や、シール作業の頻度が高い場合は、自動シール機がおすすめです。一方、シールする内容物や量が小さい場合や、シール作業の頻度が低い場合は、セミオートシール機でも十分対応できるでしょう。

また、シール機の価格は、種類や機能によって大きく異なります。予算に合わせて、適切な機種を選ぶ事が大切です。

シール機の使用シーン

シール機は、さまざまなシーンで使用されています。

  • 食品加工工場:食品の包装

食品加工工場では、加工した食品を包装するために、シール機が広く使用されています。シール機によって、食品を外部から遮断し、保存性を高めることができます。

  • 工場:工業製品の包装

工場では、工業製品を包装するために、シール機が使用されています。シール機によって、製品を保護し、運搬や保管を容易にすることができます。

  • 小売店:商品の包装

小売店では、商品を包装するために、シール機が使用されています。シール機によって、商品を保護し、陳列や販売をスムーズにすることができます。

  • 家庭:食品や日用品の保存

家庭では、食品や日用品を保存するために、シール機が使用されています。シール機によって、食品を新鮮に保つことができます。 シール機は、さまざまな工場の省力化、省人化に貢献する便利な機械です。シール機の種類や機能について理解し、用途に合ったシール機を選ぶことで、シール作業を効率化や省力化につなげることができます。

当社が提案するシール機とメーカー

当社では半自動シール機、自動シール機のどちらの装置提案も可能です。お気軽にご相談ください。

シール栄登株式会社

セミオートシール機

シール工業株式会社

シール工業

富士インパルス株式会社

富士インパルス

当社が扱うベルト式シール機の詳細はこちら!

シール機の導入をサポート!

半自動シール機と自動シール機は、シール方法や価格、操作性、省力化効果などの点で違いがあります。シールする内容物や量、シール作業の頻度、予算などを考慮して、適切な機種を選ぶことが大切です。

大分 宮崎 包装梱包ライン自動化・修理 .comでは、これまで多くの生産現場における包装梱包ラインの自動化提案をしてきました。 包装、梱包ラインの自動化をご検討の方は、お気軽に当社までご相談ください。